地方エンジニアの学習日記

興味ある技術の雑なメモだったりを書いてくブログ。たまに日記とガジェット紹介。

【SRE】堅牢性と回復力

uptimelabs.io

ユーカリの木の回復力は、風や環境のストレスに柔軟に適応し、成長し続ける能力を指します。記事では、ユーカリの木を例にとって、回復力の概念を説明しています。

具体的には、ユーカリの木が風に耐えるために支柱を立てるのではなく、風によってしなり、ストレスを分散させながら成長する過程が回復力を示しています。このように、ユーカリは外部の圧力やストレスに対して柔軟に対応することで強く成長し続けます。

この例は、システムや組織が同様に、堅牢さ(強固さ)だけでなく、予測できない状況や変化に適応できる柔軟性や回復力を育むことの重要性を示しています。

あってよかった問題

「あってよかった問題」は、ある機能や仕組みが“ちゃんと働いているほど存在感が消える”ため、価値が過小評価される現象のことです。SRE文脈だと、信頼性が高いほど障害が目立たず、運用・予防・改善の努力が見えなくなるパラドックスを指します(= “Invisible Work” の一種)。

なぜ起きる?

  • 成功の非対称性:失敗はニュースになるが、正常稼働は話題にならない。
  • 可視化の欠如:改善や未然防止は「起きなかった出来事」なので証跡が残りにくい。
  • 評価軸のミスマッチ:機能追加や短期売上に比べ、信頼性向上は“遅く静かな成果”。

SRE以外

SREに限った話ではない思いついたものだとこんなあたりだろうか。

  • セキュリティ
  • QA
    • 例:回帰バグの未然防止、リリース前の品質ゲート
  • 設備保全 / 設備管理(製造・建物・インフラ)
    • 例:予知保全、点検、消耗品交換
  • 公共インフラ(電力・上下水道・交通)

世の中にはありふれていて目立たなくても社会や人々の生活を支える大切な仕事があるという話にも繋がる。(すずめの戸締りでも出ていた)

note.com

【Python】音声ファイルを仮想デバイスに流すツールを書いた

github.com

用途は限られているがあらかじめ録音したデータを流すことができるようになるツール。とりあえず音声ファイルのみで使えるがこれを応用することでAIでのシステムに対してAIで会話をさせることが可能となる。

将来的な展望としてはこの辺

  • 入力インターフェースを拡張し、テキストから音声合成を呼び出せるようにすれば「録音音声」ではなく「任意のAI応答」を即座に流せる
  • AI同士の会話を自動化し、そのやり取りをログ化・分析することで、音声AIサービスの品質改善や学習データ生成にも活用可能

面白い。

【Pydantic AI】LLMのフォールバック処理を実装する

from pydantic_ai import Agent, ModelHTTPError
from pydantic_ai.models.fallback import FallbackModel
from pydantic_ai.models.google import GoogleModel
from pydantic_ai.models.anthropic import AnthropicModel

gemini_model = GoogleModel('gemini-2.0-flash')
gemini_model2 = GoogleModel('gemini-2.0-flash')
fallback_model = FallbackModel(gemini_model, gemini_model2)

agent = Agent(fallback_model)

try:
    result = agent.run_sync('質問内容')
    print(f"使用されたモデル: {result.all_messages()[-1].model_name}")
    print(f"回答: {result.output}")
except* ModelHTTPError as exc_group:
    for exc in exc_group.exceptions:
        print(f"エラー: {exc}")