この記事は「渡部 Advent Calendar 2025」の2日目の記事です。
ITエンジニアとして10年目に差しかかろうとしている。これまで分野がバラバラというわけではなく、システムプログラミングやインフラ、SREといった領域を中心に経験を積んできた。どれかひとつに突出しているわけではないが、これらが自分の専門領域であり、強みでもあると感じている。このあたりの分野の勉強会に参加しても「初めて聞く話で大きな学びがある」という機会は減ってきた。代わりに、「自分が考えていたことが他の人の言葉として出てくる」ことで確認のような学びを得ることが増えている。
そんな中で、最近はPythonを書く機会が多くなり、せっかくだからと思ってPythonコミュニティの勉強会に参加してみた。文法は一通り理解したし、AI関連のライブラリも少しは触っているので最近の話題も雰囲気はわかりそう。何かしらの会話はできるだろうと思っていた。
ところが、そこは想像していた世界とはまったく違った。発表していたのは数学や物理のバックグラウンドを持つ人たちで、話題は波動方程式、高速フーリエ変換など、自分の知らないトピックばかりだった。(厳密には私は工学系の大学を出ているのでやっていたかもしれないけど何も覚えていないw)
普段の業務ではまず登場しない概念というか目を背けているものが次々に出てきて、それを使って課題を解いている話がただただ新鮮だった。こういったコミュニティは昔だったらまあ自分には関係ないだろ...と言って避けていた分野だろうと思う。
not for me と思っていた世界に、思いがけずfor meな発見があった
そんな中で、思いがけない発見があったという話。具体的にはPython 3.13で廃止される audioop というライブラリの代替が見つからず困っていたのだが、雑談の流れでその話をすると、「やっていることはこういう処理だから、自前でこう書けば行けますよ」と、内部の数学的な仕組みまで教えてもらえた。正直、説明の半分も理解できていなかったが、教えてもらった通りに(ChatGPTを使って)実装してみたら本当に動いた。マジ??ってなった。
この体験で、「not for me」と思っているものの中にも、なんかしら「for me」が隠れているということを改めて感じた。いや、知ってはいたけど避けていたところに思いがけず行ってしまって気付かされた話かもしれないw
未知の分野は自分の仕事ではないと切り分ける習慣もついてしまう。でも今回みたいに、自分の外側にある世界に触れてみると、視界が広がることがあるんだなと思った。
明日は渡部さんによる3日目の記事です。何が書かれるんでしょうかね。




