地方エンジニアの学習日記

興味ある技術の雑なメモだったりを書いてくブログ。たまに日記とガジェット紹介。

【書評】Becoming SREを読んだ

Becoming SREを読んだ。SRE になる方法、SRE のように考える方法、組織で SRE 機能を構築し成長させる方法についてという内容が書かれた本。これまでのSRE本ではSREのプラクティスや各社の導入事例などが書かれていたがこの本ではより広く使える話が書かれている本であった。SRE本の内容を参照してる箇所が多く最初の一冊という位置付けではなさそうなのでそれらを読んだ上で読むことでより効果的に学べるとおもう。

レジリエンスエンジニアリングという言葉が出てきて多く触れられている。レジリエンスエンジニアリングとは、予期せぬ問題や障害から迅速に回復し、継続的な運用を維持する能力を組織やシステムに組み込むことを目指す工学の分野である。

resilient-medical.com

以下はChatGPTの要約。

レジリエンスエンジニアリングは、失敗から学ぶプロセスにおいて非常に重要な役割を果たします。この分野は、システムが生産状態での乱流条件に耐える能力に自信を持つために、システムに対して実験を行うことを目的とした実践として定義されます。

レジリエンスエンジニアリングは、避けられない驚きに対応するためにシステムが必要とする能力に関するものです。この分野は、これらの能力がどのように構築され、維持され、劣化し、失われるかを理解することを目指しています。レジリエンスエンジニアリングの文献は、SREが失敗から学ぶための方法を深めるための貴重なリソースを提供します。

レジリエンスエンジニアリング自体を知らなかったので色々と調べて取り組めそうなことはないかをみてみたいと思う。

特に気になった章

「Chapter 7. Hints for Getting Hired as an SRE」

この章はSREとして採用されるための話が書かれている。面白かったポイントとしては企業に対してのSRE関連の逆質問の部分。技術スタックの話や信頼性に関するタスクに関わっているメンバーについてといった感じで多くの例が書かれていた。これらの逆質問の意図としては企業がどの程度SREをやれているかを図ることができるような質問と捉えることができる。SREになりたい人向けの章というよりはすでにSREとして活躍しているレベルの人がよりSREとして事業にコミットできる企業を見つけるための質問であってこういったものをきちんと答えら得るようにしていかなければねとなった。