「あってよかった問題」は、ある機能や仕組みが“ちゃんと働いているほど存在感が消える”ため、価値が過小評価される現象のことです。SRE文脈だと、信頼性が高いほど障害が目立たず、運用・予防・改善の努力が見えなくなるパラドックスを指します(= “Invisible Work” の一種)。
なぜ起きる?
- 成功の非対称性:失敗はニュースになるが、正常稼働は話題にならない。
- 可視化の欠如:改善や未然防止は「起きなかった出来事」なので証跡が残りにくい。
- 評価軸のミスマッチ:機能追加や短期売上に比べ、信頼性向上は“遅く静かな成果”。
SRE以外
SREに限った話ではない思いついたものだとこんなあたりだろうか。
- セキュリティ
- QA
- 例:回帰バグの未然防止、リリース前の品質ゲート
- 設備保全 / 設備管理(製造・建物・インフラ)
- 例:予知保全、点検、消耗品交換
- 公共インフラ(電力・上下水道・交通)
- 例:計画停電回避、管路・線路保守
世の中にはありふれていて目立たなくても社会や人々の生活を支える大切な仕事があるという話にも繋がる。(すずめの戸締りでも出ていた)